税理士事務所のアクセスページは、住所と地図を載せるだけではもったいないページです。
駅からの道順に加えて、建物の入口、受付、相談室、税理士やスタッフの様子まで順番に見せれば、お客様は訪問から相談までを頭の中で疑似体験できます。
この工夫は、道案内を分かりやすくするだけでなく、
初めて訪れる緊張を和らげ、安心感を生み、問い合わせを後押しします。
写真つきの道案内と地図だけの案内、安心感はどう違う?
不安が解消されるアクセスページの事例
実際に税理士事務所を調査していると、アクセス案内が非常に丁寧な事務所がありました。
その事務所のホームページ(以下「HP」)のアクセスページでは、最初にイラスト地図で事務所の大まかな位置を示し、続いて駅から事務所までの道順を複数の写真で案内しています。

(※これは実際に調査した事務所のアクセス案内を参考に作成した再現画像です。)
写真が順番に並んでいるため、駅を出てからどちらへ進み、どんな建物を目指せばよいのかが分かります。
初めて訪問する人のことをよく考えた案内だと感じました。
たどり着けるか不安が残るアクセスページの事例
一方、別の税理士事務所では、HPのアクセスページには住所とGoogleマップだけが掲載されていました。
Googleマップを開くと、高級感のある相談室や税理士・スタッフの写真が確認できます。
きれいなオフィスで、相談する場所としては好印象です。
しかし、建物の外観や入口など、3階にある事務所までの行き方が分かりません。
「ここで相談するんだな」というイメージは持てても、「どうやってそこまで行くんだろう?」という疑問が残ります。
この2つの事務所を比較して気づいたのは、訪問するお客様に必要なのは、個々の場所の情報だけでなく、そこへ向かう一連の流れだということです。
道順から相談シーンまでイメージさせるアクセスページの作り方
訪問から相談までを見せる6つの場面
例えば、アクセスページで次のような流れを写真と短い文章で案内します。
- 最寄り駅の出口を出る
- 道順や目印を確認しながら歩く
- 事務所の入っている建物に到着する(必要であれば駐車場の写真も掲載)
- 建物の入口から事務所に入る
- 受付や相談室の様子を見る
- 相談に対応する税理士やスタッフの顔を確認する

例えば、事務所入口の写真に「こちらの入口からお入りください」、室内の写真に「こちらの相談室でお話を伺います」と短い説明を添えるだけでも、訪問する場面がより具体的になります。
車で訪問するお客様が多い事務所なら、周辺の目印になる建物やお店、高速の出口などから案内を始めてもよいです。
大切なのは、お客様が実際に訪問するときの順番で見せることです。
今ある建物や相談室、スタッフなどを、お客様が訪問する順番に沿って紹介するだけです。
もう一工夫でさらにお問い合わせにつなげる
さらに、アクセスページの最後には、第三者からの評価として「お客様の声」ページやGoogleマップの口コミへのリンクを設置するのもおすすめです。
ここで顧客心理を考えると、訪問から相談までをイメージしたあとに、実際に利用したお客様の評価も確認できれば、さらに安心感が高まり、問い合わせを後押しできます。
訪問前の疑似体験が、問い合わせを後押しする
初めて訪問する税理士事務所には、多少なりとも緊張する人がいると思います。
「どんな建物なんだろう?」
「どんな雰囲気の事務所なんだろう?」
「どんな先生が出てくるんだろう?」
こうしたことが分からないまま問い合わせるのと、訪問から相談までの様子を写真で確認してから問い合わせるのとでは、受ける印象が変わります。
アクセスページで写真を順番に見ながら、頭の中で駅から事務所まで歩き、建物に入り、相談室で税理士と話す。
実際には一度も訪問していませんが、頭の中ではすでに一度、その事務所を訪れたような体験ができるわけです。
まったく知らない建物が、見覚えのある建物になる。
会ったことのない税理士が、顔を知っている税理士になる。
こうして事前に疑似体験することで、初めて訪問する場所への緊張が和らぎ、親近感や安心感が生まれます。
税理士事務所を比較しているお客様にとっても、「ここなら安心して行けそう」「この先生なら話しやすそう」という印象は、問い合わせ先を選ぶ材料になります。
専門性や料金、実績だけでは伝えられない部分です。
集客導線研究所では、ホームページを初めて訪れるお客様の視点から調査し、良い点・問題点・具体的な改善方法を整理する「顧客視点診断」を提供しています。
まとめ
税理士事務所のアクセスページは、住所と地図を掲載するだけのページにしておくのはもったいないと思います。
道順を丁寧に案内し、その先にある相談室や税理士・スタッフの様子まで見せる。
お客様が訪問から相談までを頭の中で疑似体験できれば、事務所への親近感や安心感を高められます。
アクセスページを、道案内だけでなく、問い合わせを後押しするページとして活用してみてはいかがでしょうか。

