税理士事務所HPの「お客様の声」は、『載せるだけ』では信頼されない

税理士事務所HPの「お客様の声」は、『載せるだけ』では信頼されない

税理士事務所HPの「お客様の声」は、『載せるだけ』では信頼されない 

税理士事務所のホームページを見ていると、「お客様の声」を掲載している事務所は珍しくありません。

ただ、これまで様々な税理士事務所を見比べてみると、

「これは本当にお客様に聞いた声だろうな」

と感じるものもあれば、

「本当に利用者の声なのかな?」

と少し疑いたくなるものもありました。

さらに、内容自体は良くても、そもそも「お客様の声」が見つけにくかったり、読みにくかったりするケースもあります。

調査していて感じたのは、

お客様の声は、何が書かれているかだけではなく、

  • 誰の声なのか
  • 本当にその人が話しているように見えるか
  • 見つけやすいか

によって、信頼感がかなり変わるということです。

目次

写真や会社情報があると「お客様の声」の信ぴょう性が増す  

ある税理士事務所では、お客様へのインタビュー形式で、写真付きの「お客様の声」が多数掲載されていました。

まず感じたのは、写真があると自然に目が止まることです。

文章だけのお客様の声よりも、

「どんな人が話しているんだろう?」

と気になり、私はそのまま内容を読んでいました。

別の税理士事務所では、お客様の会社名やホームページへのリンクも掲載されていました。

これもかなり好印象でした。

「匿名のお客様A」ではなく、

「実際にこういう会社が利用しているんだ」

と自分で確認できるからです。

もちろん、すべてのお客様が実名や写真の掲載を許可してくれるわけではありません。

ただ、掲載できる範囲で、

  • 会社名
  • 写真
  • ホームページへのリンク
  • 具体的な相談内容

などがあると、その声の実在感はかなり変わります。

実際、こうした情報が載っている事務所では、

「サクラではなく、本当に利用したお客様の声なんだろうな」

と感じることが何度もありました。

写真や会社情報があると「お客様の声」の信ぴょう性が増す

初めてその税理士事務所のホームページを見る人の側に立つと、

「良かったです」
「親切でした」

と書かれていること以上に、

「誰がそう言っているのかを確認できること」

の方が大きな信頼材料になりました。

回答を整えすぎていない方がリアルに感じた

また別の税理士事務所では、質問ごとにお客様が回答する形式で「お客様の声」を掲載していました。

特徴的だったのは、すべての質問に回答が入っていたわけではないことです。

未回答の項目も、空欄のまま掲載されていました。

私はこれを見て、

「掲載するためにきれいな回答を作ったというより、本当にお客様へ話を聞いて、その内容をそのまま載せているんだろうな」

と感じました。

写真が掲載されていない「お客様の声」もありました。 

すべてを完璧に整えるよりも、実際のやり取りに近い形が残っていることで、逆に本物らしさを感じました。

良いお客様の声でも、見つけてもらえなければ読まれない

一方で、お客様の声自体は掲載されているのに、見つけにくい事務所もありました。

独自のタイトルでは「お客様の声」だと気づかれにくい

ある事務所では、「お客様の声」に一般的な名称とは違うタイトルが付けられていました。

私は最初、それがお客様の声を掲載したページだと気づきませんでした。

例えば仮に「信頼のかたち」という名前だけでは、

  • 実績の紹介なのか
  • 受賞歴なのか
  • お客様の声なのか

初めて見る人には分かりません。

事務所側には意味が分かっていても、初めて訪れた人が同じように理解できるとは限りません。

  • 「お客様の声」
  • 「お客様インタビュー」

など、一目で第三者の評価だと分かる名前の方が探しやすいと感じました。

お客様の声があっても、

どこにあるのか分からない

という状態では、せっかくの信頼材料が十分に働きません。

独自のタイトルでは「お客様の声」だと気づかれにくい

トップページの「お客様の声」に気づきにくかった

別の税理士事務所では、お客様の声の一覧ページには写真があるのに、トップページの「お客様の声」部分には写真がありませんでした。

私はトップページの「お客様の声」に気づきにくく感じました。

小さくても写真があれば、もっと早く「お客様の声」に気づけたと思います。

実際、写真付きのお客様の声には自然と目が止まっていたからです。

お客様の声は、内容が良ければそれで終わりではありません。

まず見つけてもらい、読んでもらうところまで考える必要があります。

最初に「友人の声」を見せると第三者評価としては弱く感じた

ある税理士事務所では、普段から親しい友人と思われる方の声が、最初の目立つ位置に掲載されていました。

内容そのものが悪いわけではありません。

ただ私は、

「まず知りたいのは、一般のお客様がこの事務所をどう評価しているかだな」

と感じました。

親しい間柄だからこその会話や身内ネタもあり、親しみやすさは伝わります。

一方で、純粋な第三者からの評価としては少し弱く感じました。

しかも、それが最初に目に入る声だったため、

「この事務所を利用した一般のお客様は、実際どう感じているんだろう?」

という疑問が先に残りました。

後ろにもっと具体的で信頼できるお客様の声があったとしても、最初に見る声によって印象は変わります。

お客様の声は、

「何を載せるか」

だけではなく、

「どの声を最初に見せるか」

まで考えた方がいいと感じました。

まとめ

これまで税理士事務所の「お客様の声」を見比べてみると、単に掲載してあるだけでは、同じように信頼につながるわけではありませんでした。

私が特に信頼しやすいと感じたのは、

  • 誰の声なのか分かる
  • 写真や会社情報がある
  • 具体的な相談内容がある
  • 実際に話を聞いた形が残っている
  • 見つけやすい
  • 最初に見せる声が適切

といったものでした。

お客様の声は、事務所を褒めてもらうためだけのコンテンツではありません。

「実際にどんなお客様が、この事務所に頼んでいるのか」

を、

初めてホームページを訪れた人に見せる場所

でもあります。

だからこそ、

「お客様の声を載せたから大丈夫」

ではなく、

  • その声が本物らしく見えるか
  • 誰の声なのか分かるか
  • きちんと見つけてもらえるか
  • どの声を最初に見せるか

そこまで考える必要があります。

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