税理士事務所のGoogleマップを調査していると、写真の充実度にはかなり差がありました。
外観、入口、オフィス、相談室、スタッフまで確認できる事務所もあれば、建物の外観しか分からない事務所もあります。
初めてのお客様がGoogleマップの写真を見るのは、きれいな写真を眺めるためではありません。
- どんな建物なのか
- どこから入るのか
- 中はどんな雰囲気なのか
- どんな人に相談するのか
といった、相談前に知りたいことを確認するためです。
そのため、写真は枚数よりも、初めてのお客様が確認したい写真が揃っているかが重要です。
この記事では、事務所側がGoogleビジネスプロフィールに追加する写真について扱います。
初めてのお客様が知りたい写真が充実していた税理士事務所
今回調査したある税理士事務所は、Googleマップの写真がかなり充実していました。
確認できたのは、
- 建物の外観
- 入口
- オフィス内
- 相談スペース
- 会議室
- スタッフ
- 経営者・税理士
- 実際に人が話している様子
などです。

これだけ揃っていると、
- どんな建物なのか
- どんな場所で相談するのか
- どんな人がいるのか
までGoogleマップだけでもかなり分かります。
初めて税理士事務所へ相談する人にとって、事務所の中や税理士の顔が分かることは大きな安心材料です。
建物の場所だけ分かるGoogleマップとは、得られる情報量が大きく違います。
写真が足りないと、お客様が知りたい情報が得られない
反対に、写真がかなり少ない事務所もありました。
ある税理士事務所では、Googleマップで確認できる主な写真が建物のストリートビューと事務所名の看板程度でした。
そのため、
「ここに税理士事務所がある」
ことは分かります。
しかし、
- どこから入ればいいのか
- 中はどんな場所なのか
- どんな税理士に相談するのか
までは分かりません。
別の事務所では、建物の外観や玄関は確認できました。
現地まで行けば事務所を見つけやすそうです。
しかし、写真が外観に偏っていたため、スタッフや税理士、相談場所の様子は分かりませんでした。
これでは、
「場所を確認する」
という役割は果たせても、
「ここなら相談してもよさそう」
と感じてもらうための情報は足りません。

初めてのお客様が確認したい写真は何か
税理士事務所によって立地や建物は違うので、必要な写真がすべて同じになるわけではありません。
それでも、初めてのお客様の立場で考えると、確認しておきたい写真はある程度共通しています。
それは主に
- 建物の外観
- 建物やオフィスの入口
- 駐車場
- オフィス内・相談スペース
- 税理士・スタッフ
などです。
建物の外観
まず必要なのは、事務所が入っている建物の外観です。
Googleマップで目的地に到着しても、建物が分からなければ、
「本当にここで合っているのかな」
となります。
道路から実際に見える建物の姿が分かる写真があると確認しやすくなります。
建物やオフィスの入口
ビルに入居している事務所なら、建物の入口だけでなく、事務所そのものの入口も確認できると分かりやすくなります。
特に、複数の会社が入っているビルでは、
- 何階なのか
- どの扉なのか
- 事務所名の表示はあるのか
が分かる写真が役立ちます。
駐車場
車で来るお客様がいるなら、駐車場の写真も必要です。
Googleマップに「駐車場あり」と書いてあっても、
- どこから入るのか
- どこに停めるのか
が分からないことがあります。
敷地内駐車場があるなら、入口や駐車位置まで確認できると親切です。
車での来訪がほとんどない事務所なら、当然この優先度は下がります。
オフィス内・相談スペース
初めてその税理士事務所へ相談する人にとって、どんな場所で話すのかが事前に分かることも重要です。
受付、オフィス、相談室、会議室などの写真があれば、事務所内の雰囲気を確認できます。
外観だけでは分からない情報です。
税理士・スタッフ
相談する相手の顔が分かる写真も重要です。
ホームページまで見れば代表税理士の顔が載っている事務所でも、Googleマップには人物写真が全くないケースがあります。
Googleマップを見ている段階でも、税理士やスタッフの顔や雰囲気まで分かる方が安心できます。
同じような写真を増やしても、お客様が知りたい情報は増えない
写真の枚数が多くても、同じものばかりでは初めてのお客様が分かることはほとんど増えません。
今回の調査でも、
- 同じ外観を違う角度から何枚も撮っている
- 同じ相談室を画角を変えて何枚も載せている
- 同じスタッフや税理士の似た写真が何枚もある
- ロゴの写真が何枚もある
といった事務所がいくつかありました。

例えば、外観写真が5枚あっても、オフィスの中や相談室、スタッフの写真がなければ、
「中はどんな場所なのか」
「どんな人に相談するのか」
は分かりません。
反対に、オフィスやスタッフの写真が何枚もあっても、建物の外観や入口、駐車場が分からなければ、初めて訪問する人には必要な情報が足りません。
同じものを違う角度から何枚も載せるより、お客様の立場に立って、まだ分からないことは何かを確認し、その写真を追加した方がGoogleマップから得られる情報は増えます。
例えば
- 外観が十分にある → 入口
- 入口まで分かる → オフィス内・相談室
- 人物が分からない → 税理士・スタッフ
- 車で来るお客様がいる → 駐車場
このように、写真を増やすときは枚数ではなく、初めてのお客様の視点で、まだ確認できない情報を埋めていくことが大切です。
集客導線研究所の「顧客視点診断」では、Googleマップに写真があるかどうかだけを見るのではなく、初めてのお客様の立場で実際に確認します。
写真、口コミ、基本情報、ホームページとのつながりまで見ながら、良い点・問題点・具体的な改善方法・優先順位を整理してお伝えします。
まとめ
Googleマップの写真は、多ければいいわけではありません。
初めてのお客様が、
- どんな建物なのか
- どこから入るのか
- どんな場所で相談するのか
- どんな人に相談するのか
を確認できる写真が揃っていることが重要です。
外観だけ、室内だけ、スタッフだけでは、分からないことが残ります。
Googleマップの写真を見直すときは、枚数ではなく、
「初めてのお客様が確認したい写真は揃っているか」
という視点で確認してみてください。

