税理士事務所のブログやコラムを調べていると、記事の内容そのものはしっかりしているのに、
「この情報、今も通用するのかな?」
と不安になることが何度かありました。
原因は、情報が古いからとは限りません。
いつ書かれた記事なのか、最後にいつ確認・更新されたのか分からないからです。
特に税金や制度について調べている人にとって、これは小さな問題ではありません。
内容が正しくても、「今も正しい」と判断できなければ、その情報を安心して使えないからです。
「人気記事」なのに日付がかなり古かった
ある税理士事務所では、サイドバーに「人気コラム」が掲載されていました。
よく読まれている記事が分かるので、初めて訪れた人にとっては便利です。
私も気になる記事を見てみました。
ところが、表示されている日付がかなり古いものでした。
そこで最初に感じたのは、
「この内容は今でも使えるのだろうか?」
という不安でした。

税金や制度に関する記事は、公開された当時は正しくても、その後に制度が変わっている可能性があります。
その記事に書かれている情報が今でも有効な内容なのか、有効でないのか、記事だけを見ても税の専門家ではない私には判断できませんでした。
「これをそのまま信じて行動して、損をしたら嫌だな」
というのが率直な感想です。
今でも内容が有効なのであれば、それが読者にも分かる状態にしておく方が安心して読み進められます。
記事の鮮度を保つ方法としては、以下が考えられます。
- 更新日を明記する
- 法律や制度が変わったら、ブログやコラムの情報も最新の内容にする
- 古い情報には「旧制度」「20●●年●月●日から現在の制度に変更」などと表記する
公開日も更新日も分からないと、今も使える情報なのか判断できない
別の税理士事務所では、コラムそのものは継続的に更新されていて、文章も比較的読みやすく、必要な場所にはリンクもあり、記事そのものには良い印象を持ちました。
しかし公開日と更新日がどこにもありませんでした。
そこでまた、
「この記事の内容は今も通用するのだろうか?」
と感じたわけです。
ここで重要なのは、実際に情報が古いか新しいかではなく、
読者側から確認できないことが問題なのです。
記事を書いた側は、今でも正しい内容だと分かっているかもしれませんが、税理士でもない一般人(見込み客)には分かりません。
特に検索から直接ブログ記事へ入ってきた人は、その事務所の記事を何本も読んで事情を把握しているわけではありません。
その1記事を見て、その情報を参考にして大丈夫かを判断します。
そこで日付が確認できなければ、内容以前のところで不安が残ります。
すると、別の税理士事務所の記事を探し始める人も出てきます。
せっかく検索から来てもらったのに、そこで離脱される可能性もあります。
公開日と更新日があると、情報の鮮度を判断しやすい
反対に、今回調査した中には、公開日と更新日の両方を表示している税理士法人もありました。
ブログも長年継続されていて、内容も分かりやすく整理されていました。
記事を見ると公開日だけでなく更新日も確認できるため、
情報の鮮度を判断しやすくなり、少し安心して読むことができました。
公開日や更新日があるのとないのでは、読む側からするとかなり違います。
例えば、
「2022年公開」だけなら、
「4年前の記事か」で終わります。
しかし、
「2022年公開・2026年更新」
と分かれば、
「古い記事だけど、最近も更新されているんだな」
と判断できます。

もちろん公開日や更新日が書いてあるからと言って、絶対にその記事の内容が今も使えるということにはなりませんが、近い日付で更新されているのといないのでは、読む側の安心感は違います。
こういった小さな信頼の積み重ねが、問い合わせにつながり、その先の売上にもつながっていきます。
「更新の必要がない記事」も更新した方が良い理由
逆に、制度や法律が変わっていないので、更新する必要がない記事もあります。
それでも、念のため記事を読み返して間違いがないか確認して、更新しておくことをおすすめしています。
その記事の内容が今も使えるとしても、最近更新されている記事と、長期間更新されていない記事では、読む側の安心感は違います。
例えば、ある制度が今も有効で、その制度についてAとBの税理士事務所がブログで記事を書いたとします。
あなたならどちらの事務所の記事を参考にしたいですか?この時、記事の内容の正確性はどちらも同じとします。
- A税理士事務所のブログ:記事の更新日が5年前で止まっている
- B税理士事務所のブログ:記事の更新日が今年(3カ月前)
おそらくB事務所のブログを参考にする人が多いと思います。
理由は、更新日が新しい方が「最近も手を入れている記事なんだな」と感じられるからだと思います。
たかが記事の内容を確認して更新する作業ですが、訪問者にとっては安心材料になります。
このひと手間だけでも、自社のブログをきちんと管理している事務所だという印象につながります。
安心して読めれば、他の記事も読んでみようと思いやすくなります。
特に税や法律を扱う税理士では、こうした積み重ねが信用の土台となってきます。
税理士ブログでは「書いた日」だけでなく「今も使えるか」が重要
ブログは記事を書いて公開した時点で終わりではありません。
特に税金や制度について扱う記事では、数年後にも検索から読まれる可能性があります。
そのとき読者が知りたいのは、
- いつ書かれた記事なのか
- その後に内容は確認されているのか
- 今でもこの情報を参考にしていいのか
です。
昔の記事だから読まれないとは限りません。
むしろ過去に書いた良い記事が、何年も検索から読まれ続けることもあります。
だからこそ、古い記事をそのまま残すのではなく、今も有効な内容なのか読者が判断できる状態にしておくことが重要です。
この時、変更の日付や経緯、どのように制度や法律が変わっていったかなどの情報もあるとさらに信頼感が増します。
まとめ
今回、税理士事務所のブログやコラムを調べていて、
記事の内容より先に、
「この情報、今も使えるのかな?」
と不安になるケースが何度かありました。
不安になる原因は、情報が古いと確認できたからではなく、
いつ公開され、最後にいつ確認された情報なのか分からなかったからです。
一方、公開日と更新日が表示されているブログでは、古い記事でも最近更新されていることが分かり、情報の鮮度を判断できました。
税理士ブログでは、記事を書くことだけでなく、
「この情報は今も参考にして大丈夫そうだな」
と読者が判断できる状態まで作ることが大切です。

