税理士事務所のホームページを見ていると、ときどきリンク切れやエラーページに出会います。
1か所くらいなら大した問題ではないようにも見えます。
しかし、お客様がリンクを押すのは、
- サービスについて詳しく知りたい
- 実績やお客様の声を確認したい
- 問い合わせたい
など、何か次の行動をしようとしたときです。
その瞬間にページが開かなかったら、お客様の行動はそこで止まってしまいます。
今回は、実際に税理士事務所のホームページを調査していて見つけたリンク切れやエラーから、その影響を考えてみます。
問い合わせようとしたら、フォームがエラーになる

ある税理士事務所では、問い合わせページのメールフォームがエラーになった状態が6か月以上続いていました。
これは単なる「ホームページの不具合」ではありません。
お客様はすでに、
「この事務所に相談してみよう」
というところまで進んでいます。
そこから問い合わせフォームを開き、入力しようとしたらエラーになる。
この場合、お客様には、
「問い合わせできない」
「ちゃんと管理されているのかな?」
「別の事務所を探そうかな」
と思われる可能性があります。
特に問い合わせフォームの場合は、信頼を落とすだけでなく、問い合わせそのものを失う可能性があります。
詳しく知ろうとしたら「404」

ある税理士事務所は、ホームページ全体としては見やすく、相続税シミュレーションもあり、調査していても信頼できそうな印象を受けました。
ところが、トップページにある
- 「相続・継承対策はこちら」
- 「相続のワンストップ相談」
といったバナーをクリックすると、「404」という大きな数字とともに、
「お探しのページが見つかりませんでした。ご入力いただいたURLが存在しないか、ページが削除された可能性がございます。」
と表示されました。
(※コメント:この画像をもとに事例サンプル画像をAIで生成し挿入する)
404とは、簡単に言えば「そのページが見つからない」ことを知らせるエラーです。
お客様は何となくクリックしているわけではありません。
「相続について詳しく知りたい」
と思ったから押しています。
それなのにページが開かない。
せっかく興味を持ったお客様を、ホームページ自身が止めてしまっています。
バナーをクリックしたら警告文!?

突然ですが、あなたは上記の画像「このサイトで重大なエラーが発生しました」と表示されたらどう感じますか?
一瞬焦りませんか?
「何か違うサイトに飛んだかな?」
「もしかして詐欺サイトだった!?」
と感じる人もいるかもしれません。
ページのエラーは404だけではありません。
別の税理士事務所では、サイドバーに自社の補助金関連サービスの大きなバナーがありました。
興味を持ってバナーをクリックすると、表示されたのはサービスの説明ではありません。
「このサイトで重大なエラーが発生しました。」
というエラー画面でした。
せっかくバナーを見て「詳しく知りたい」と思ったのに、その先を見ることができません。
興味を持って自分から動いたお客様を、エラーによって止めてしまっているばかりか、一瞬、警告のような印象まで与えてしまっています。
これは放置してはいけないエラーです。
リンク切れで信頼獲得のチャンスを逃す
「404」の件と同じ事務所では、フッターにある「クライアントの声」のリンクも切れていました。
「お客様の声」は、
「本当にこの事務所に任せて大丈夫かな」
と考えている人が、判断材料として見る情報の一つです。
つまり、
「クライアントの声を見てみよう」
↓
クリックする
↓
開かない
となると、信頼を確認しようとしたタイミングで信頼獲得のチャンスを逃すだけでなく、不安材料を増やしてしまいます。
ホームページ自体がきちんとしているほど、こうした小さなエラーが逆に目につくこともあります。
実績を確認しようとしたら、画像が表示されない
別の税理士事務所では、新聞などに掲載された実績が画像で紹介されていました。
気になった画像をクリックすると、画面が暗くなり、画像を拡大して表示するような画面に切り替わりました。
ところが、肝心の画像が表示されません。
ページを更新してもう一度確認しても、画像のほんの一部分(5㎜ほど)が画面下に見えるだけで、内容を読むことはできませんでした。

実績を掲載するのは、税理士事務所の信頼を伝えるうえで有効です。
しかし、お客様が
「どんな実績なんだろう?」
と興味を持ってクリックしたのに、その内容を確認できなければ、せっかくの実績を十分に伝えることができません。
実績があることと、その実績がお客様にきちんと伝わることは別です。
この事例も、興味を持ってもう一歩進もうとしたお客様を、ホームページのエラーが止めてしまっています。
まとめ
リンク切れやエラーは、単に「ホームページの一部が壊れている」という問題ではありません。
今回見てきた事例では、お客様が
- 詳しく知りたい
- 実績や評判を確認したい
- 問い合わせたい
と思って自分から動いたところで、エラーが起きていました。
つまり、せっかく興味を持って次の行動に進んだお客様を、ホームページ自身が止めてしまっているということです。
ホームページを確認するときは、「リンクをクリックできるか」だけでは足りません。
実際にクリックして、その先が正常に表示されるか。
知りたかった情報を確認できるか。
問い合わせまで問題なく進めるか。
お客様と同じようにホームページを動かしてみることで、初めて気づけるエラーもあります。

